航空

日本で空飛ぶ車が難しい理由

空飛ぶ車問題
ちはや

以前、「日本で空飛ぶ自動車は実現できるのか?」という記事を書かせていただきました。

  • そもそも、空飛ぶ車とは何のか?
  • 日本での取り組み

を紹介しました。

ちはや

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今回は、なぜ私は日本での空飛ぶ車実現は難しいと考えているか、お伝えします

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飛べない MRJ 三菱スペースジェット

2014年に完成披露式典を行われてから、早6年、すでに6度も納入が延期されています 。航空業界では、「飛べない三菱」と言われており、「夢物語だった」とすでに過去形で話す人がいるぐらいです。

 MRJという名前がよくなかったのか、最近になって「三菱スペースジェット」と改名しています。 それでは、大きな問題となっているところを深掘りしていきます。

心配されるお金の問題

すでに6000億円を超える開発費を投入されており、素人目にはお金は十分に投入されているよう思える。三菱本社としては、なんとか成功したい分野であるためお金は潤沢に投入されていくので問題ないでしょう

完全、縦割り 官庁問題

このプロジェクトには、「経済産業省」と「国土交通省」が大きく関わっています。 MRJは、2002年に経済産業省が小型ジェット機開発案を出したことが、MRJ計画の発端となっております 。 

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空飛ぶ車と同じ組織 構成ですね

経済産業省と国土交通省が連携して対応していき、「国がバックアップするので成功させましょう!」 となっていながら完全に失敗作となってしまっています。

経済産業省自体は提案して推奨まではするけど、一企業に対して、色々調整役まではしてくれなさそうです。(下手すれば癒着と言われかねないですしね) こうなることで、結果的に手を挙げた三菱が頑張って色々調整するしかありません。 

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日本の政府そのものがしっかり段取りしてくれると助かったかも

ルールがありそうで実はない官庁様

日本の空に関するルールは「国土交通省 航空局」というところが取りまとめしています。 その中身自体も非常に縦割りで、なおかつルールもなく、上の立場の人間のいう通りになってしまう現状です。  詳しくは知りませんが、おそらく「今まではこうだったけど、今からはこのルールね」というのが発生していたと思います。

法律だけではわかりにくいので、サーキュラーというルールブックがあるのですがこれもまたあまり改訂されず、詳細は書かれていないのが実際です。

三菱は戦闘機は得意。 民間機は?

三菱といえば、国産の戦闘機が有名なんです。 有名なのは「F2」「F15J」と呼ばれるものです。 これは防衛省と米国企業、日本企業が共同開発していることで成功しているものになっています。

戦闘機に求められるのは、まさしく「戦闘に用いるための機能」であり「民間機に求められる機能」とは大きく離れています。  そのひとつが「航空機の大きさ」です。

かつて三菱はビジネスジェットを開発したことはありました(結果、販売不振で米国大手に買収されています)  そのノウハウもあるとは思いますが、やはり既にビジネスジェットでのノウハウを蓄積している米国には叶いません。

「これからはビジネスジェットの時代だ!」というのは合っていたのですが、本当に三菱でできるのか? と突き詰めなかった結果が招いている結果と感じています。

非常に低い生産性

はっきり言って日本で「バックトゥザフューチャー」のような世界を実現するのはほぼ不可能でしょう。 

一番の問題は、何をしようと思っても「このルールを守りなさい」「安全性が確立できないからダメ」「今のままで困らないでしょう」 と考える人が多すぎるからです。 その結果、合理性がなくなってしまい労働生産性が低い状況を作ってしまっています。

最新の調査によると「2019年は、日本の 1 人当たり労働生産性は、81,258 ドル。OECD 加盟 36 カ国中 21 位」 になってしまいました。
ちなみに、アメリカは132,127 ドルとなっており3位です。

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この状況、払拭したいですね。

法律が保守的に変わる日本

航空業界で法律やルールが最近目まぐるしく変わっているのは「ドローン」関係です。 ドローン自体は空飛ぶ車と非常に近しい存在です。

日本で「ドローン」が飛び始めたころは、そもそも法律そのものがありませんでした。 どんどんドローンが飛ぶことにより、そのうち事件が発生します。

祭りの最中に落下、皇居上を飛んだり、空港周辺に飛んで航空機の妨害 などです。

日本の政府は「これは問題」として法律を制定します。 事件があるたびに新しい「ここでは飛ぶな」というルールが作られていきました。

これは、「そもそも」どこが問題でどうすればいいかを全く考えず、「とりあえず飛ぶな」という安易な考え方です。  こうなってしまっては利便性を追及することはできません。 本当になんでも「規制する」ってことが大好きですよね。

失敗が許されないための入念な「計画(PLAN)」っていうのが大好きすぎて結果なにも動かない(DO)まで時間がかかりすぎるのは日本らしいですよね。

ちはや

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そういえば、有名なPDCAって日本発祥らしいですね。

日本で空飛ぶ車を実現する方法は?

色々書いてきましたが、空飛ぶ車ってやはり利便性を考えると日本には非常に重要なインフラのひとつになると考えいます。  だからこそ、実現して欲しい分野でもあります。

いっそ一企業を率先して優遇しては?

これはいろんな問題がありますが、一企業を優遇しまくって事業を軌道に乗せるっていうのは非常に重要だと感じています。

それぐらいしないと他国との競争には勝てないと思っています。

2025年大阪万博では間違いなく「空飛ぶ車」は発表されるでしょう。その中でみんなの度肝抜くぐらい素晴らしい技術になっており、日本で飛ぶ世界を非常を楽しみにしております

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