航空機内の電子機器取り扱い 従事者からの視点で考えてみた
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報道発表資料:航空機内における電子機器の使用制限を緩和します – 国土交通省
国土交通省 詳細
報道発表資料:航空機内における電子機器の使用制限を緩和します – 国土交通省
更に緩和されました。 欧米にあわせた感じです。
今回はさすがに航空従事者ということで、少しこの件について考えてみました。
欧米では既にこのような形態であり、機内サービス告知等も含め、対応できております。
日本の場合はどうなるかも含めて話していきたいと思います。
具体的に搭乗者はどうなるのか?
簡単にいえば、電子機器をより長い時期使えるようになります。
航空会社はどのような対応が必要なのか?
いままでは、機内の安全について の話は、ドアクローズから話しておりました。
これにより電子機器はすべて禁止になるので、ふつーにしていたら聞こえていました。
これからは、ドアクローズしてもイヤホンを使って音楽を聴きっぱなしとかにできるので、機内安全について流れることは聴こえない可能性が出てきます。
これは結構な問題なんですよね。
安全の上の問題で、色々と工夫していく必要があります。
このような問題で航空法と実際は異なるってパターンも出てくると思います。 各社の対応がどうなるかですね。
で、ヘリはどうなの?
今回の件ですが、ヘリは前まで通り原則使用禁止は変わりません。
離着陸時は、OFFです。 この辺りどうにかしたいのが本音なのですが、ヘリコプターの場合は、電子関係の干渉試験データがメーカーから提出されていないことが直接的な原因みたいですね。
だからといって、エアライン機よりも耐性があるとは少し思いがたいのでしょうがないかもしれませんね。
規制緩和は嬉しい出来事
一般的に安全な状態が証明されたことで、利用者側からすれば、嬉しいことばかりです!!
但し、気をつけないといけないことは、その中でも一般的なマナーがあるわけです。 いくら騒音が元からある飛行機だからって音漏れしまくりで音楽聞いてたり、ず~~と電話してたりしているのは他の人の迷惑です。
飛行機は公共の乗り物であり、しかもその中でも飛行機って他の人との距離も近くて気になるところですね。
ご利用は計画的にって話です。