今の日本状況を実感しました! 映画「シン・ゴジラ」
久しぶりに平日お休みだったので、映画を見てきました。
今回は、期間限定でIMAX上映が復活していましたので、「シン・ゴジラ」を見てきました。 今更ながら初見です。
せっかくなので、IMAX次世代レーザー対応している 大阪 エキスポシティ109シネマズまで遊びに行ってきました。 IMAXの映像と音響にも感動しましたが、作品自体とっても魅力的だったのでシェアしますね!!
一部ネタバレ含みます。
なぜ今更見たくなったのか?
正直、テレビCMだけ見ていたら、「なんかゴジラしょぼくない?」というイメージを持っていて、見たら後悔するかもと思っていた作品でした。 だって、ゴジラ本体だけ見たらなんだか、一昔の映画見ているような感じしませんか? なぜこんなことなったのか・・・ とも思っていました。
しかし、そんな気持ちは、現役自衛官である義理の兄の話を聞いて、「ぜひ見たい」というほどに変わってしまいました。なぜなら現役自衛官である義理の兄から「自衛隊の行動にやけにリアリティがあり、そこまで公開していいの?」という感じらしいよ。と話を聞いたからです。
私の妻も同じ場にいて話を聞いてみて、「ここまで言うなら見てみたい」と思ったと言ってました。
こう刺激された二人はまんまとシン・ゴジラを見に行くことにしたのです。
まさに今の日本に上陸した話
3.11東日本大震災を経験した日本。 そこに、謎の未確認生物 ゴジラが上陸したら? というお話でした。
今の日本の政治、方針。日米関係、自衛隊の動きなど。 テレビやネットだけの情報しか知りませんが、少なからず私が思っている日本の対応というものがまさに、映像化されていました。
・事態は既に起こっているができるだけ事を大きくしたくない
・可能性すべてを考えず、可能性が高いもののみに集中する
・放射能に対して、みんなが敏感であり、ガイガーカウンターで測定できている
・自衛隊の行動が現場判断ではなく「上へ上へそのまた上へ」 確認。 そして、行動。
・日米関係
などなど、あくまで主観ですが、もし見られるとみなさんも私と同じような印象を持つのではないでしょうか。
「本当に今の日本の状況が描かれているな」 と。。。
ゴジラが上陸したことで日本が変わった
劇中に、「日本はスクラップ&ビルドで発展してきた国だ」 といった表現がありました。
ゴジラという問題点が発生してから、日本だけでは対処できなくなり、なんとか解決するために世界の支援を受けることを決断します。 ただこの支援とは熱核攻撃を示しており、世界のために日本が犠牲になることを意味していました。 だからこそ、熱核攻撃を受けて(スクラップになって)も、再度立て直すことができる ということ。
確かに、思い返せば確かにそうです。 戦争、幾度となる繰り返される大地震など。 本当に日本は何度スクラップになっても、その場に留まらず立ち上がってきたんだな。 と改めて実感しました。
「スクラップ&ビルド」 理想の状態ではありませんが、大事な心の持ちようです。
内閣が崩壊してから変化した
内閣の重要人物(内閣総理大臣含む)は重要拠点箇所を一度、離脱し安全圏よりコントールすることを決定します。 自衛隊のヘリで離脱しようとしますが、ゴジラの放射能光線によりヘリごと撃墜されてしまいます。
これにより、日本内閣は事実上崩壊。
ただこの崩壊が発生したからこそ、その後の対策や対応が一気に変わっていくのです。
今の日本の状況に納得していないので、一度潰してしまおうという描写に思えて少し怖かったです。
ゴジラを封印した日本これからはどうなるのか?
結果的に、ゴジラは凍結という方法で封印されます。 ただ封印しているだけなので、一時的に凌いでるだけに過ぎません。
一度、潰された内閣。
一から立て直そう と意気込む人たち。
ここで映画は終わりを迎えます。
さて、この後日本はどのようにしていくのでしょうか。
各国にデータ共有し協力してもらった実績。 特に米国には封印するまでの多大な支援。 そして、全く新しい原子を持つ凍結されたゴジラ。
驚異でもあるが同時に人類にとって非常に有益な情報を持っているゴジラという資源。
これをめぐって凄まじい政治が行われるのではないか、米国が日本を支配しようとするのではないか? まで思ってしまいました。
シン・ゴジラで何を訴えたかったのか
さて、この作品から作成側が皆さんに訴えたかったメッセージとはなんなんでしょうか。
私は見終えた後「~~~していこう」 と思ったのですが、変に方向性を与えてはまずいので、ここではあえて伏せてきおきます。
みなさんはどう思うでしょうか。
まだ見られていない方、是非映画館に見に行ってください。 映画館はいいやって人は、レンタル開始してからでもいいので一度は見てみてください。
きっと、皆さんひとりひとり何か感じることが残る作品だと感じました。
なんにせよ、市川実日子さん演じる尾頭ヒロミがいい味出していました。