映画

『マイ・インターン』 仕事に恋。忙しいあなただからこそ、見て欲しい映画でした。

ちはや

Intern / O.S.T.

マイ・インターン(The Intern) 見てきました。

プラダを着た悪魔から9年 恋に仕事に頑張ってきたあなたの次の物語

こういう紹介で始まる予告編。 決して、プラダを着た悪魔の続編ではないのですが、そう思わせるような作品でした。

  • あらすじ

華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の的確な助言に頼るように。彼の“豊かな人生経験”が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の“シンプルな生き方”はジュールズを変えていくー。そんな時、ジュールズは思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られることに!

女子だけの話だけでなく、男子も是非見ておいたほうがいいと思った作品なので是非感想を書いておこうと思います。一部ネタバレを含みますのでご了承ください。

一生懸命にやりすぎて見失うものとは?

仕事も自分で立ち上げうまく行っている。プライベートも家庭があり応援してくる夫と子供がいる。 恋も仕事も一生懸命頑張ったからこそ得たものが今ここにある。

アン・ハサウェイ演じるジュールズは、まさに恋も仕事も一生懸命な現代のリアルな女性像。 

何事も一生懸命な人ってすぐ決断して即行動出来てしまう人が多く思います。 そういう人ってだいたいマルチタスクに行動する人ではありませんか?

1個のことをしながら、もう1個もこなしてしまう。 仕事とプライベートもごちゃまぜ。

こうすることで知らない間に失ってしまうものってなんでしょうか?

マルチタスクで失うもの

マルチタスクが悪いって話ではありません。 マルチタスクを完璧をこなす人ってシンプルタスクをしっかり出来ている人です。

でも、私は違います。『ながら行動』をしてしまう人です。

恐らくジュールズも同じだと感じました。 なんでもこなそうと思ってしまうからこそ、ながら行動になってしまう。

親との電話中に他のメール。 家族との朝食時間に仕事をしてしまう。 寝室でもPCでタイピング。

みなさんもこのようになっていませんか? 実はできているように思っているだけで疎かにしているものが出てきます。

それは『1個のものごとに集中して対応している時間』 です。  

みなさんが話している相手がメールしながら聞いていたらどうでしょうか? 嫌に思いますよね? この人本当に私の話聞いてくれているのかな? って思いませんか? こうされてしまうと知らない間に、その人の周りからは人が離れていきます。

逆に、ちょっとした時間でもしっかり自分の話を聞いてくれる人についていこうと思いますよね。 

要するに『ながら行動する人は自分がやっているつもりで、結果ちゃんと問題を解決しないまま前に進んでいくのです。自分の周りの人は承認欲求が満たされないまま時間は過ぎていきます。』 これによって失うものはなんでしょうか?

周りに人から信頼を得ること、その人から愛情を感じ、求められていると感じること。 

映画の中でもこのようなシーンが明確に描かれています。

シンプルな生き方を教えてくれるベン

ながら行動をしてしまうジュールズの前に登場するロバート・デ・ニーロ演じるシニアインターン『ベン』

ジュールズが、ながら行動していることで失っているものをベンが気付かせてくれます。 『太らないための睡眠時間』『部下へのねぎらい』など…

そして、なにより自分が信じているものが不安になった時、それでも自分を信じて積極的に行動していくことできっと幸せがやってくる。 というシンプルな生き方を教えてくれています。

何事も積極的な姿勢

今回の映画のポイントはやはりベンがザ・インターン(新人)でジュールズの部下であることです。

70歳で経験豊富なベンが決して上から目線ではないこと。 この姿を見せられると私なんてまだまだな年齢なのに何を威張っることがあるんだろうと考えさせられました。このような謙虚さが実に紳士で見習いたいと思いました。 

そして、彼の行動は誰よりも積極的であり元気をもらいました。

新しい業種に就職希望。YouTubeでの自己PR。Facebookをやり始めてみる。 

自分が70歳になってベンと同じように積極的に行動できるような人でありたいと思いました。

なにを始めるにしても、何事も遅すぎることはありませんから。

あとがき

現代のリアルな女性像ジュールズ、そして紳士なインターン ベン

たぶんこの映画を見終えた女性は、『ベンのような人』と出会いたいときっと思います。 男性の私はベンをかっこ良く感じまた、ベンのような存在が欲しいと思いました。そう思ったからこそ、『ユーモアを言え、必要なときは的確なアドバイスができる人』 に自分がなりたいと感じました。

自分が70歳になった時にこうありたいという人生の模範を見せられた映画でした。


9年前の作品になりますが、プラダを着た悪魔はDVDを持っていて、たまに時間がある時に見なおしてたりします。 

今回の主役『アン・ハサウェイ』がファッション業界の鬼編集長のアシスタント役として活躍する映画です。こちらも素敵なファッションや仕事に生きる女子に人気の作品です。非常に爽快感があって素晴らしい作品ですし、負けず嫌いで一生懸命にしていくからこそ成功するっていうのを感じさせてくれます。

個人的には、プラダを着た悪魔を見た後に、マイ・インターンを見るとより楽しめると思いました。

参考リンク

  • マルチタスクに関するまとめ

matome.naver.jp

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