勤務制限社員の活用 ~上手な活用術を考えました~
少し前の話ですが、宿泊先のビジネスホテルで読むことができる「フジサンケイビジネスアイ」にて気になる記事があったので紹介します。
また、自分でも活用できるところがないかも合わせて考察しました。
勤務制限社員の特徴
家庭の事情(育児や介護など)を理由に勤務時間などを働き方を制限する社員の皆様のことです。
一昔であれば、フルタイムでないなら社員として扱わないって企業が多かったですが、最近はそうはいかないみたいです。ただ問題もあるみたいで、
繁忙時間帯の夕方や週末の人員不足を補おうと、特定の人への勤務依頼が集中した結果、不公平が出ていた。
企業としては欲しい時間帯に働いてくれる人を使うわけですから、当たり前といえば当たり前。 ここで不公平というところがなにか変な感じがしました。 やはりのそこは企業側が対策をしており、
面接を経て、時短勤務者の98%が週末出勤や遅番勤務など見直しに応じた。
ということでしっかり解決しているのでした。 人の思い込みとかによる不公平感とかは話しあえばだいたい解決しますね。
企業側から見て
貴重なキャリア人材を少ない時間でもいいので活用できる という大きなメリットがあるため、勤務制限社員制度を採用している企業も多いみたいです。 残念ながら私のところはまだですが。。。
育児や介護などプライベートが大変な人も企業側が支えることで、より社員側も「この会社なら働きたい」と思ってくれる気持ちを育ててていくのが重要な役割です。 必要なくなったから、という理由でリストラしていく程度の会社はやっぱりいつか面白くなくなり、社員もお客も去っていく企業になっていくのだと思います。
社員側から見て
「忙しい日は力になりたい。」でも、育児、介護などでフルタイムは無理。 という点で雇われ側としては有難いシステムです。 少しの時間しか働けないから全く違うパートで働くとなるとまた初めから勉強や人間関係を作っていかないといけませんから大変です。
今までいた会社だからこそ、人間関係も出来ていて尚且つある程度評価されている中で働けます。
通常のパートよりも場合によっては、短い時間で多い給料をもらえる可能性もあるところがメリットですね。
シフト勤務制度とリモートワーク
損保ジャパン日本興亜では、午前7時から午後9時までの間、8時間労働で9パターンから始業・終業時間を選べる。その日の業務に合わせ、単発の利用も可能だ。
これは企業側が決めるサマータイム制度ではなく、社員側がある程度決めることができるシフト勤務制度の採用です。 また、リクルートホールディングスでは、「リモートワーク」と呼ばれる働き方を導入して、呼び出しに1~2時間で駆け付けられる場所であれば出社しなくて在宅で勤務できる。 という制度もある。
シフト勤務制度
とても採用して欲しい制度であり、私も会社協力の上させて行っており、とても助かっている。 ただ実際は私以外のメンバーはあまり出来ていないのが現状。 私としては一日の勤務時間を無駄なく働いてくれるならチーム単位で時間ずらして対応してくれても全く問題がない。 なにが大変で朝の通勤ラッシュ時に電車乗って出勤しないといけないのか。 実現できるかどうかわからないが、これは今後私として率先して採用していきたい。
リモートワーク
これも実は大体の企業ができるのではないかと思う。 問題は人事評価の仕方と業務の進行であり、在宅勤務する状態であれば実質働いている時間は短いであろう。 物理的に、ある機械をメンテナンスするって人はどうしてもその場所に行かないといけないのでしょうがないであろう。 書類やマニュアルを管理する部門はどうだろうか?
セキュリティの問題はあるにしても、会社のVPNに接続して家から書類の改訂などは十分できるはず。 少なくとも私は現状やっている。
私の部下は10人程度一日中、PCデスク前で仕事している人がいる。 この人らを週の半分は在宅勤務状態にしても十分企業としては仕事ができると思ったりする。 その分、人にかかる交通費は減るし、その人個人の時間も有効活用できるはず。 ただこれを採用出来ない条件としては大きな問題が色々あるはずだ。 だからといって、今後も全く採用しないというわけのわからない方向に行かないでもらいたい。
あとがき
厚切りジェイソンさんが大変良いこと言っておりましたので紹介しておきます。
厚切りジェイソンことジェイソン・ダニエルソンさんから日本企業へのメッセージ。特に最後のところはかなり辛辣だけど正論。(週刊東洋経済・新春合併特大号より) pic.twitter.com/FJbqldpN9G
— みにゃたろっく (@Tarominyax) 2015, 12月 25
今の世の中、ラップトップとネットワーク環境があれば、多くの仕事ができると実感している。そこに対する問題点はさらなるインフラ整備と人事評価制度を変えていく必要がある。
参考にできる企業を探して是非、勉強させて頂きたいので早速調べることにします。
こういうことを難しいけど、今の立場上考えながら変えていけると思うと非常に楽しみな1年です。
参考リンク
ライフスタイル型企業というのも取り上げられています。
創業者が特定のライフスタイルに合わせて意図的に設計した会社のような、勤務スケジュールや個人のニーズに合わせた柔軟な仕事や会社は「ライフスタイル型企業」として知られています。残念ながら、すべての人が自分でビジネスを興せるわけではありません。しかし、誰もがライフスタイル型企業のもたらすメリットを享受したいと思っています。
勤務制限社員のさらに発展した発想ですね。
ライフスタイル型企業として成功する秘訣は、社員も会社の一部だと認識することです
社員は会社の財産であることを認識していくのは当たり前の次代になってきていますね。 離職されると築き上げたものも一瞬で崩れますからね。 会社の歯車を回しているのは社員一人ひとりです。