ソフトバンクとドコモから新しい衛星携帯発売 果たして災害で使えるか?
おはようございます。
今朝のニュースでソフトバンクから衛星携帯がでるということで気になったので、調べてみました。
ソフトバンク、低料金で衛星携帯参入 災害時に緊急連絡+(1/2ページ) – MSN産経ニュース
ニュース元はこちら
どうやらUAEのものを使うとのことですが・・・
実態はどんなものなのか?
気になるので少し調べてみました。
ここでででくるキーワード
「スラーヤの衛星携帯電話」
どうやら中東のほうですでに使われているものみたいです。
スラーヤとは / THURAYA
スラーヤ衛星サービス紹介
この記事を読み限り・・・通信方法は以下のようです。
・スラーヤ携帯→日本のどこかの固定電話or携帯電話 の場合
スラーヤ携帯→スラーヤ衛星→UAE地上局→国際電話網→海底ケーブルor日本の衛星地上局→日本の固定電話
・日本の固定電話→スラーヤ携帯
上記の逆
・スラーヤ携帯同士
・スラーヤ→他の衛星電話
調べれませんでした。詳細不明です。
衛星通信のしくみ | 無線にゃん
いつも勉強させていただいているサイトですが、
おそらく安価にできていること等を考えると、スラーヤも反射型と考えるべきだと思っています。
もし、詳細わかればまた追記します。
意外と知らない!電話・通信の仕組み|Voice from NTT東日本|官公庁・法人のお客さま|NTT東日本
ちなみに国際電話の仕組みはこちらからどうぞ
で、私が一生懸命調べている理由・・・
「スラーヤは災害で使えるのか?」ってことです。
ほぼ同時期に発表になったドコモの新しい衛星携帯サービス アイサットフォン
格安・軽量のドコモ衛星携帯電話 インマルサット製を販売 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)
もう完璧にインマルサットを使うと言ってますので、原理はそのままでしょう。
この二つを比べると両者ともに反射型であるために、地球地上局は必須なわけです。
スラーヤ同士、アイサットフォン同士でも必ず地球地上局が必要です。
ってことは、その受け口(衛星基地局)が災害拠点になっていたり、地上局が使えない状態(停電等)になっていると使えないわけです。
ワイドスターを例にしますと・・・
ワイドスター同士の通信なら、
ワイドスターA→静止衛星→日本の衛星基地局(群馬県、茨城県 2カ所あり)→静止衛星→ワイドスターB
という形で必ず衛星基地局を通ります。
ワイドスターの場合、気になっているのは衛星基地局が日本にあることです。
群馬、茨城が被災同時に被災した場合、もう使い物にならないでしょう・・・
私が知っている中で唯一 地球の携帯基地局がいらないのはイリジウムです。
(ただし、イリジウム同士に限る)
この場合は、
イリジウムA→イリジウム衛星→イリジウムB
つまり、衛星自体が交換器の役割をしています。
スラーヤの場合、スラーヤ同士の通信がどうなっているか非常に気になるところですね。
もし、スラーヤA→スラーヤ衛星→UAE地上局→スラーヤ衛星→スラーヤB になると思いますので問題ないでしょう。
まだまだ持っている情報が少ないですね。
もし、なにかご存じの方いらっしゃいましたら、コメントよろしくお願いいたします。
以上、
スラーヤを調べてみた!!でした。
〜〜過去記事紹介〜〜
ちはやのA-Z 衛星通信について考えてみる
過去記事紹介
〜〜参考リンク〜〜
ちはやのA-Z [書評] スマホが変えた 携帯電話ネットワークの新常識 を読んで・・・
災害については本で勉強させていただきました。